癇癪を起こしてしまう…感情コントロールができないお子さんの対応のコツ
2024.02.24
こんにちは!保育士のななです。
今日は、お子さんの感情コントロールについて、解説します!
「お子さんが怒りっぽい」「気に入らないことがあると泣き叫ぶ」
そんなお悩みをお持ちではありませんか。
思いっきり泣いたり怒ったり自己表現をするお子さんを見て、困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、行動の理由別に、対応方法をご紹介していきます。
どうしてその行動をとるのか
まずは、どのような場面で怒ってしまうのか、様子を観察してみましょう。
行動を止めようとするよりもまずは「行動の理由」を考えたほうが、よりよい対応をとることができますよ。
お風呂前やご飯前など活動前に癇癪を起こしている場合は、見通しを持てるようなサポートをしてみてください。
以下のような方法がありますので、お子さんに合う方法を探してみてください。
・砂時計
数字の概念がまだわからないお子さんにも、目で見てわかりやすいです。
・時計
時計が読めないお子さんでも「長い針が12になったら」など声をかけると、時計を見る習慣にもつながりますよ。
・音楽
お子さんが知っている曲をかけ、「この曲が終わったら」なども時間の目安として使うことができます。
「○○したかったんだね」など代弁し、気持ちを言葉で表してあげてみてください。
日頃から言葉がなかなか出ないお子さんだけでなく感情が高ぶるとうまく伝えられないお子さんにもぜひ試していただきたいです。
「泣いたり怒ったりしなくても伝わる」「言葉で伝わる」とお子さん自身が感じられれば、少しずつ言葉で伝えられるようになりますよ。
泣いたり怒ったりするとお菓子がもらえる等、お子さんが感じている場合、要求が通るまで激しく泣くこともあります。
お子さんが泣いているからといって、大人の対応を変えることはおすすめできません。
お子さんの様子によって対応を変えるのではなく、「○○をしたら」など行動でのルールを決めると、お子さんにもわかりやすいですよ。
感情コントロールができるようになるためには
ここまで行動別に対応方法をご紹介しましたが、どの方法もなかなかうまくいかない方もいらっしゃるかもしれません。
脳の前頭葉には、感情を制御しコントロールする機能があると言われています。
年齢とともに前頭葉も発達すると自己主張の強い2歳前後のイヤイヤ期も収まります。
「前頭葉を育てるために何かしたい」という方におすすめなのが、ふれあい遊びです。
くすぐり遊びなど定番の遊びはもちろん、戸外で思いきり体を動かすのもふれあい遊びに含まれます。
スキンシップが苦手という保護者の方は、ぜひ戸外で遊具やボールを使ってお子さんと遊んでみてくださいね。