アドバイザー紹介~しょうこ先生(ST)~
2025.04.10

皆さんこんにちは!
保育士のななです。
「言葉の相談をしたいけど、相談できる人がいない」
「飲み込みや噛むことが苦手そうで不安」
「自分の対応が合っているのかわからない」
そんな風に感じたことはありませんか?
この記事では、アドバイザーのことを知っていただき、安心して相談頂けるように、専門家のことを紹介しています。
今回は、言語聴覚士のしょうこ先生をご紹介します。
普段はどんなお子さんと関わることが多いのですか?
基本的には言葉の相談と食べることに関する相談を受けることが多いです。
特に年齢制限は設けず、幅広い年齢層の方と関わっています。
また、保育士さんから他害や愛着関係などの相談を受けることもあります。
言葉や食べること以外の相談にものっていらっしゃるんですね。
子どもたちを椅子に座らせて、求められた正解を答えさせるレッスンではなく、私と関わる時間が生活の改善に繋がる実践的な場になったらいいなと思っています。
そのために言語分野からの視点にとらわれ過ぎず、アドバイスが絵にかいた餅にならないように気を付けています。
「できない」「おかしい」ではなく、本当の力を発揮するお手伝いがしたいです。
「言葉」、「社会性」など分野で切り離して考えるのではなく、より広い視点で全体的に子どもたちの発達をとらえようとしていらっしゃるのですね。
今まで関わってきた方の中で印象に残っている方はいらっしゃいますか?
年長から21歳まで関わらせていただいた重度の自閉症と知的障害をお持ちの方がいらっしゃいました。
自分が今まで学んできた教科書的な言語の知識だけでは対応しきれないと感じ、色々勉強しなおしました。
小学3年生で発語があり、改めてリハビリは効果があると実感することができました。
就労や進学などライフステージ毎の困りごともお母様と一緒に考えましたね。
言語発達のためのトレーニングも歯磨きの後やうがいの時にできることなど、「宿題」にならないように生活の中に組み込んでできることをお伝えするようにしました。
アドバイスをされるときに気を付けていることを教えてください。
まずは話を最後まで聞くことを意識しています。
そして、「できること」をお伝えするようにしています。
人の発達はなかなか目に見えづらいので、保護者の方は気づかないことも多いです。
例えば、発語がない場合、アイコンタクトの回数が増えたこと、指をさした先を見ていること、レッスン中に私を見る回数が増えたことに着目するようにしています。
現状と今までの成長を踏まえて、次の目標を一緒に設定しています。
専門家に具体的に成長を教えてもらえると、嬉しいですよね。
保護者の方がお子さんの育ちを喜んで、「かわいいな」「いい子だな」と思える瞬間が増えたら私も嬉しいです。
持って生まれた特性を否定的に捉えるのではなく、自分は自分でよいと思ってほしいです。
最後にこの記事を読んでくださっている皆さんにメッセージをお願いします。
言葉の発達は目に見えません。
だから発語のあるなし(少ない)でしか捉えることができず悩むことも多いと思います。
言語聴覚士は言葉の育ちを見える化するプロです。
今、この子に「ある」言葉の育ちを一緒に見つけて、次の育ちへつなげていきましょう
・言語発達全般
・口育のための摂食(嚥下障害、医療的ケア児以外)
・構音障害
・口腔機能障害