ママから離れたくない…登園渋りの理由と対応方法
2024.04.05
こんにちは!保育士のななです。
お子さんが「離れたくない」「園に行きたくない」と言い、どう対応していいのかわからない。
そんなお悩みはありませんか?
不安そうなお子さんの姿を見るとママさん、パパさんも心配になりますよね。
今回は家族と離れることに不安を感じるお子さんの理由と対応方法をご紹介します。
どうして、ママ(パパ)と離れたくないのか
赤ちゃんは、抱っこやハグなどのスキンシップを通して家族の愛情を感じています。
少しずつ物理的な距離があっても、愛情を感じることができるようになっていき、離れて遊ぶようになります。
大体2~3歳ほどで心のなかで家族の存在を感じ、安心できるようになると言われています。
ただし、新生活の不安やお友だちとのトラブルなどのストレスで、3歳以上でも家族と離れることに不安を感じる子も多いです。
よくある行動として、
・一人でできたことができなくなる
・スキンシップを多く求める
・小さな失敗やトラブルでかんしゃくを起こす
などがあります。
対応ポイント
では、行き渋りがあるお子さんにはどのように対応したらよいのでしょうか?
対応で気を付けたいポイントをお伝えします。
➀気持ちに寄り添う
「一人でできるのに甘えないで」など、突き放すのは不安が助長されるのでNGです。
気持ちを聞いたり、「イヤなんだね」と代弁してあげるなど、寄り添うようにしましょう。
②生活のリズムを整える
決まったスケジュールで活動できると、子どもは安心することができます。
毎日できるだけ同じ時間に起床したり、登園したりするようにしましょう。
③大人が不安な姿を見せない
大好きなママやパパや心配そうな顔をしていると、お子さんも不安になってしまいます。
送り出すときには、笑顔で「楽しんできてね」と声掛けをするのがおすすめです。
家族の姿が見えなくなると切り替えられる子も多いので、預け先の大人に任せて、さっとその場を去りましょう。
④約束やルールを決める
園をお休みし、家族の時間を増やすのももちろんOKです。
ただ、休みの日が続くと、ますます登園へのハードルがあがってしまいます。
「今日はお休みするけど、明日は登園する」等、ルールを決めるのがおすすめです。
お話ができる年齢のお子さんであれば、家庭の事情なども説明してルールはお子さんと一緒に決めるとよいですよ。
1人で悩まないで
「愛情不足なのでは」「愛がお子さんに伝わっていないのでは」など不安に思う保護者の方もいらっしゃいますが、決してそうではありません。
しっかり保護者の方のことが大好きで一緒にいると安心するからこその行動です。
プラスコネットでは、保護者の方の疑問やお悩みに真摯に向き合い、寄り添う専門家がいます。
1人で悩まず、小さなことでもぜひ相談してみてくださいね。