赤ちゃんの社会性の発達
2024.06.09
春の心地よく過ごしやすい日々もすぐに過ぎ去り、真夏のような暑さが訪れ、体調を崩しがちになっていませんか?
こんにちは!保育士みー先生です。
今回は、赤ちゃんの社会性の発達についてお伝えしていきます。
そもそも、社会性って何?
社会性とは、集団を作って生活しようとする人間の持つ基本的な傾向のことで、本能的なものと考える説もあります。
そして個人が自己を確立しつつ、人間社会の中で適応的に生きていく上で必要な諸特性のことです。
例えば、コミュニケーション能力、協調性、マナーやモラルなどが社会性に含まれます。
では、赤ちゃんは、どのようにこの社会性を発達させていくのでしょうか。
脳の仕組みから見る社会性の発達
社会性の発達には、脳の三層構造が関係しています。
脳の三層構造とは脳幹→大脳辺縁系→大脳新皮質の順になっており、
個別には機能できず、連動しながら高度な情報処理を行い、下記の順で発達をしていきます。
・生命の中枢を担う脳幹(快・不快)
↓
・感情の中枢を担う大脳辺縁系(基本情動)
↓
・理性の中枢を担う大脳新皮質(社会的情動)
では、具体的に私たちが出来る、社会性の発達を促す方法を見ていきましょう。
社会性の発達を促す関わり方
社会性の発達には、
まず、生後2か月ごろまでに成立すると言われる【二項関係】がとても重要です。
「子ども」と「大人」などの、ある特定の対象と1対1で抱っこや語り掛け、スキンシップなどを行うこと、
また
ずっと同じ玩具を持つことで、物に対しても愛着を示し始めます。
子どもが「この人は安心できる存在」「自分は愛されている」「大切にしたいと思えること」を
肌で感じとることができることで今後の人格形成の基盤となる愛着形成を学んでいきます。
ベビーマッサージやふれあい遊びなどがおすすめです。
そして
次に重要なのが生後9か月ごろまでに成立すると言われる【三項関係】です。
この頃のお子さんは指差しなどをして、特定の人に特定の物のことを表情などで伝えようとするやりとりが始まっていきます。
これは、
自分の意思を伝えようとする気持ち、
相手の気持ちをくみ取ろうとする気持ちを学び
子どもにコミュニケーション能力が芽生え始めた証拠です。
子どもが伝えようとすることに、共感したり、
言葉にしてやりとりすることが大切です。
最初は表情や声だけだったのが、だんだん言葉が発達し、
コミュニケーション能力の獲得へと繋がります。
このような専門的知識を持ち
お子様との関わり方や子ども同士の関わりなどのお悩みに寄り添い
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